映画:『交渉人』

 2回目の鑑賞です。

 

前に見た時にすごくおもしろかった!

もう一度あの緊張感ある心理戦を楽しみたいと思っていました。

内容を覚えているのでスリル半減なのがネックになると

観るのをためらっていたら、すっかり内容を忘れていました。

 

それどころか主人公が立てこもるシーンより前は

こんな映画だっけ?のレベルで忘れていました。

 

なので2回目でもやっぱりおもしろかったです。

 

主人公ローマンは交渉のプロ。

冒頭は立てこもり犯の裏をついて確保するところから。

このシーンでローマンの実力が示されます。

 

その後相棒から署内の横領事件について相談を受け

雲行きは怪しく。

その相棒が殺されたことから殺人及び横領の容疑が

ローマンにかけられてしまいます。

 

罠にはめられたことに気づいたローマンは

関連があると思われるニーサンと

一緒に居合わせた3名を人質にして

立てこもる。

 

仲間は当然ローマンの実力を知っているので

最初から説得は不可とし、強行突入を主張。

対してローマンは所轄が違う交渉人のクリスを指名する。

 

クリスは人質のために説得を主張するも

ローマンの同僚たちはひたすら強行突入を主張する。

元仲間なのにやたら殺したがるところが怖い。

信頼関係とかなかったの?とか

彼が死んだら得をする人間なのかとか

色々考えますよね。

 

でもスナイパーがローマンを捉えた時に

撃てなかったことには救われました。

少しでも情がある人が居たんだなあと。

あと彼は白だ。

 

署内に横領犯がいるならば

信用できるのは他人だけ。

 

途中西部劇『シェーン』のシェーン死亡説が唐突に挟まるのですが

これがラストシーンの伏線。

ポイントはわき腹を撃たれたシェーンは死亡したという解釈。

 

私が大好きなWikipediaによると違うようですが

ローマンとクリスの符丁として使うための伏線だったのですね。

 

ja.wikipedia.org

 

タイトルは交渉人。

当然ローマンが主人公だと思っていましたが

最後まで見るとクリスもまた主人公だということがわかります。

改めてパッケージの並ぶ二人を見て納得。