ニュー・シネマ・パラダイス

イタリア語版の日本語字幕で見ました。日本語吹き替えにしようかと思ったのですが、ちょっとだけ知っている英語とフランス語から類推すると、何となく分かるのがおもしろく、最後までそのまま見ました。

 

主人公の少年トトと、映写技師のアルフレードの世代を超えた友情は素晴らしいですが、家族を捨てろとまで他人に干渉する権利ってあるのかなあ? と疑問です。結果としてトトは映画監督として名を残せたので正解だったのかな。小さな村で一生を終えるのも悪くないと思うけど。

 

トトは知恵が回る悪ガキですが、まわりの大人たちも負けずに強い。お母さんが顔を何度もブツのには驚きました。でも昔のしつけってあんな感じだよなあ。

 

私が好きなのは広場に住んでいる?「俺の広場」発言の人。今の目線で見れば単なる浮浪者ですが、ああいう人に居場所があった時代も悪くないと思います。

 

私が見たのは約2時間のトトとアルフレードの友情と、映画を主軸にした『劇場公開版』です。、恋愛を主軸に置いて『完全版』もあるそうです。『完全版』は未見ですが、『劇場公開版』の方が私好みな気がするので、よかったかなと思います。