映画『ミッション:インポッシブル』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

そういえば観ていなかった有名作品シリーズ。『ミッション:インポッシブル』を鑑賞しました。

 

ミッション:インポッシブル

1作目。正装でしたイーサン(トム・クルーズ)がかっこいい! しかし仲間がほぼ全滅ってトラウマすごそう。そして終盤のあの吸盤! パディントンの掃除機de煙突登りはこれのパロディだったのね。そして印象的なのは音楽! メインテーマ以外もかっこよくて、映画がよりおもしろく感じられます

 

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

いきなり5作目。飛行機に素手でつかまるイーサン。もはや人間辞めてる。でもかっこいい!

 

「シンジゲート」という謎の組織と戦う。コナンの黒の組織とか、今風に言うとディープステートとかみたいな? 陰謀説好きだよねみんな。私も大好き。で、寝言かと思ったら本当に存在するんだ。

 

劇場で要人を狙う暗殺者たちと、イーサンたちとの影の対決は観ている方も緊張します。2発の弾丸からどうやって要人を守るのかなと思ったら、かなり過激な方法で笑った。でもすごい頭がいい対応。

 

 トム・クルーズがかっこいい!

ミッション:インポッシブル』はトム・クルーズのかっこよさ存分に見せますよシリーズだなあと思います。途中でハラハラするけれど、どうせイーサンが勝つんだよねって安心感があるので、気軽に観られるところもいい。他のシリーズもまた観たいと思います。

 

 

 

 

ニュー・シネマ・パラダイス

イタリア語版の日本語字幕で見ました。日本語吹き替えにしようかと思ったのですが、ちょっとだけ知っている英語とフランス語から類推すると、何となく分かるのがおもしろく、最後までそのまま見ました。

 

主人公の少年トトと、映写技師のアルフレードの世代を超えた友情は素晴らしいですが、家族を捨てろとまで他人に干渉する権利ってあるのかなあ? と疑問です。結果としてトトは映画監督として名を残せたので正解だったのかな。小さな村で一生を終えるのも悪くないと思うけど。

 

トトは知恵が回る悪ガキですが、まわりの大人たちも負けずに強い。お母さんが顔を何度もブツのには驚きました。でも昔のしつけってあんな感じだよなあ。

 

私が好きなのは広場に住んでいる?「俺の広場」発言の人。今の目線で見れば単なる浮浪者ですが、ああいう人に居場所があった時代も悪くないと思います。

 

私が見たのは約2時間のトトとアルフレードの友情と、映画を主軸にした『劇場公開版』です。、恋愛を主軸に置いて『完全版』もあるそうです。『完全版』は未見ですが、『劇場公開版』の方が私好みな気がするので、よかったかなと思います。

 

 

 

 

映画:『スリーピー・ホロウ』

ずっとホラー作品だと思っていたのですが

意外にもミステリー寄りでした。

 

若き日のジョニーデップはかっこいいですね。

演じるイカボットはシャーロック・ホームズを彷彿とさせる雰囲気。 

 

ミステリーマニアとしては

誰かが殺された=誰が得する? を考える癖があるので

まあ犯人に目星は付くよね。

でも殺害方法が首無し騎士っていうのはズルいじゃん。

 

そして何気に魔女対魔女の戦いでもありました。

作中に魔女が4人出てくるんですね。

おまじないもしっかり効いていたし。

 

 

 一番かわいそうなのはマスバス君。

母は早死に、父は首無し騎士に殺されて

イカボットの助手になったために危ない目にあって。

彼の今後の幸せを祈ります。

 

カトリーナはかわいいんだけど

イカボットの相手役と考えると幼すぎるかなあ。

マスバス君との方がお似合いだなあと思いました。

 

 

映画:『ローマの休日』

有名すぎる名作、やっと観れました。途中までは子供のころにテレビ放送で観たのですが、途中でお風呂に入りなさいと言われてそのまま。ずっと続きが気になっていたんです。名作と言われるのがよくわかりました。

 

まずオードリーがかわいい。かわいすぎる。冒頭から美しいんですけど、髪を切るシーンがとにかくチャーミングがすぎる。なんども言いますが、かわいい。オードリーかわいいわーと思っているだけで2時間過ごせる映画です。

 

オードリーの演技もいい。睡眠薬を打たれてふにゃふにゃなところもかわいらしいし、正気を取り戻して丁寧な言葉を一所懸命使うのもおもしろい。でもうっかり命令口調になっちゃうんですよね、王女様だから。真実の口の撮影シーンのエピソードは聞いた事があります。本当に食い千切られたような演技に、素で驚いたオードリーを撮影したとか。

 

新聞記者ブラッドレーを演じるグレゴリー・ペックもかっこいい。知的な雰囲気が素敵です。背も高いんですね。そりゃあ寝ぼけたアン王女もうっかりついて行くわけです。

 

そしてストーリーがいい。限られた時間だからこそより輝くこともある。分かっているけど切ないですね。

 

そして女性の自立の物語でもあります。アン王女は別れ際に振り返らないでと伝え、それを守るんですよね。ずっと最後まで。

 

特に靴使った表現が上手いなあと思いました。冒頭のアン王女は窮屈なハイヒールをドレスの中で脱いでしまいます。まだ子供っぽいところを残していること、苦痛な生活から脱出したいことを象徴していますね。そして市場で歩きやすいフラットシューズに履き替え、長い髪を切り自由になります。しかし「ガラスの靴を履いて、カボチャの馬車で姿を消すわ」と語るのは単にシンデレラになぞらえただけではなく、再び元の生活に戻ることを意味します。逃げるためにギターを振るう(特にここがかわいい)彼女は自分の意思で行動する事ができるようになりました。そして戻った彼女はもう大人です。ミルクもビスケットも要らない。最後は足元が見える服で登場します。自分の意思で自分の靴を履いたということの表明です。

 

逆に未練を残して振り返るブラッドレーの気持ちも分かります。もしかしてって期待しちゃいますよね。でも愛し合ったからこそ裏切れない、一生の信頼を得たわけですね。

 

いつか、どこかで、あの2人が再会できたらいいなあ。

 

 

 

映画:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 』

ハン・ソロ』を観ました。

映画公開当時、評判があまりよくない印象で観に行かなかったんですよね。

 

思っていたよりは楽しく観れました。

もしスター・ウォーズ・シリーズではなく、近未来SFとして

先入観なしに観たら、とてもおもしろいと評価したと思います。

 

ハンのファミリーネームがソロである理由が分かったのはよかったです。

でも、ハンはずっと同じことをやって、同じ失敗をして

結局成長していないのが残念です。

 

おなじみ「嫌な予感がする」があったのはうれしい。

ハンとチューイの出会い、ランド・カルジリアンとのファルコンを賭けた勝負

ケッセル・ランを12パーセクのエピソードの回収もよかった。

 

 

何故SFとしてはおもしろいのに、スターウォーズとしてモヤモヤするのか

考えてみました。

 

まず、ハンが住む星の描写が少ない、かつ景色が地球の近未来SFにありがちな雰囲気。

見知らぬ辺境の星というスター・ウォーズならではのワクワク感がない。

そしてハンとヒロイン、キーラとの関係がよく分からない。

仲がよいのはわかるけれど、そこまで信頼できる相手かどうかが観客に伝わらない。

 

この辺りが問題かなあと思いました。

 

 

それでもランドの相棒ドロイド、L3は新しいおもしろさがあって

また出てきて欲しいなと思う魅力的なキャラクターです。

彼女とC3POが出会ったらどんな会話をするか知りたいな。

 

キーラ役のエミリア・クラークは美人でもあるけれど、それよりとてもかわいい!

見覚えがあると思ったらゲーム・オブ・スローンズのデナーリス役で

確かに表情が同じだ!と髪色で印象が違って驚きました。

 

あとラスト盗賊団としてちらっと映った役者、ワーウィック・デイヴィス

もしかしてと思って調べたら、やっぱりイウォークの中の人を演じていた俳優でした。

他のスター・ウォーズ作品でも見かけたような。

 

 

 

 

 

テレビアニメ:『妄想代理人』

平沢進が音楽担当ということで『妄想代理人』を観ました。

 

オープニング『夢の島思念公園』は不穏な歌詞に不穏な映像。

背景は荒れているのに登場人物は笑っているという

かなり不気味なシーンに続き

ローラーブレードを履き、バットを持った少年が登場。

 

初見ではそれぞれが誰かまだ分からないので

気味の悪さが増します。

話数が進むと、次は誰かな?考える余裕が出てきます。

 

 

第1話で鷺月子が通り魔に襲われ、普通の推理ものか?という展開から

突然ぬいぐるみ=まろみが喋り出す。

月子の妄想なのか、現実なのかよく分からないまま終了。

 

「月ちゃんは悪くないよ」

「あの少年」

あたりが気になるセリフ。

最後まで観るとこの第1話でほぼネタバレしていたようなものですね。

 

次回予告の老人は支離滅裂な事を言っていると思っていたのですが

ちゃんと予告なんですよねえ。

 

 

特におもしろかったのは本筋とはほとんど関係ない

第8話の『明るい家族計画』。

あれ、どこから?と思ったら、結構はじめの方から仕掛けられていたので

気づいた時はびっくりしました。

 

あの3人でずっと幸せに暮らせたらよかったのに。

あとタイトルは世代によっては意味がわからないのでは?

と思う昭和生まれでした。

 

 

この話の中で少年バットは噂話として恐怖の

そしてある意味救いの存在となっていきます。

あいつが悪い=自分は悪くない という言い訳ですね。

そして存在が噂に近づいていく。

 

観たのはちょっと前で、新型コロナが猛威を振るう前。

今思うとこの噂の構造ってコロナ禍に似ているかも。

もちろんウイルスとしては確かに存在していて

それによって苦しめられている人も現実にいらっしゃいます。

 

でも噂が過剰な不安を呼んで、実態とは離れていく様子も感じられます。

疑心暗鬼になった人は少しでも自分の理想と違う人を見つけたら

こんな理不尽な目に合うなんて

自分は悪くない=あいつが悪い と異常なまでに攻撃するようになります。

 

噂に力を持たせないよう、正確な情報と

それを冷静に判断する頭が必要だなあと思います。

 

 

映画:『メリー・ポピンズ』『メリー・ポピンズ・リターンズ』

続けて観ました。

映画の製作は50年以上の開きがありますが、作中では25年の経過です。

 

 

メリー・ポピンズ』の主演はジュリー・アンドリュース

どこかで見た名前だと思ったら

舞台版『マイ・フェア・レディ』のイライザなんですね!

オードリー・ヘップバーンの伝記を読んだ時に出てきたのでした。

 

ジュリーは歌がとても上手でオードリーは比べられて

大変だったようですが、それも納得のきれいな高音!

淑女のオードリーは最高に美しいのですが

花売りのシーンはジュリーの方が似合っただろうなあ。

 

子供の頃にあんな体験ができたら幸せ!

私も絵の中に入ったり、天井でお茶会をしたりしたいです。

私にもメリーか、せめてお砂糖ひとさじがあったらなあ。

 

そしてCGや実写とアニメの合成シーンがすごい。

もちろん現在ならもっと凄いものが簡単に作れるはずです。

それでも当時あの発想があって

それを実行したということにひたすら感心します。

 

幼稚園に入る前ぐらいにテレビでやっていたのですが

ほとんど覚えていなくて

それでも楽しく、幸せで、暖かい印象だけは残っていたんです。

また観られて嬉しいです。

 

 

メリー・ポピンズ・リターンズ』は2018年の作品なので

当然CGの技術が大幅に向上しているはずなのですが

前作との統一感を出すためか

あえてチープな作りなのが好感を持てます。

 

子供だったマイケルとジェーンは

順調にお父さん、お母さんに似たのですね。 

そして株券は多分あれだよ!ってずっと思っていたら

やっぱりあれでしたね。

 

 

そしてオマージュ的なシーンが多かったので

続けて観たことで楽しさが倍増でした。

 

空から突然家にやってきたメリー・ポピンズ

火曜はお休み。

自分が大好きで、魔法のことになると誤魔化すところも相変わらず。

ペンギンのウエイターも再登場したのがうれしい。

 

煙突掃除屋のバートのポジションは

ガス灯点灯夫のジャックにバトンタッチ。

どちらもコックニー訛りなんですよね。

クイーンズ・イングリッシュのバンクス家とは対照的

 

凧、鳩の餌代のペンス、義足の男など

前作からの伏線?もしっかり回収されてスッキリです。

そしてビッグ・ベンが遅れていることがあんなに重要だったなんて。

 

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

が出てこなかったことだけが残念。

続編があればまた観たいなあ。